セサミリンゴ

sesame ringo のエスキース的な詩のブログ

2015年07月

ふづき

きつく
湿った風が日傘を傾けさせる

耳の前に汗が流れ
アイスティーにすれば良かったと
少しぐらいは後悔をする

アール状にはめてあるガラス窓ごしに
本日20%引きの花屋を見ている
レモンを垂らしても
砂糖を入れてもピントの合わない
生温かい飲み物を
ちびちび喉に流し込みながら

杖が倒れる音のする
ファーストフードの席
店員の甲高い声が届いてくる度に
心細くなってゆく

ひとつしかない
羽を
遠くの高い山に忘れてきたような気がした

咳き込み

湿ったわたしの玄関に帰ると
木材を緑に塗装した垣根に
今年はじめての
空蝉をみた

doz.* 2


頼りなく
方向を見失う
蜜蜂
芍薬の花が咲いたあと


女の人が桜貝を拾うのは
自らの足の爪に似ているからか
海に放つ口笛


全く変な鳥の鳴き声
ダウジングの効果音の様
隠れた物に触れる滴り


CT検査の結果を待つ時間
リスボンという喫茶店に座る
煮詰めた珈琲の憂き目


古い仏映画の
シャンパンは
いつもぬるいようだった
青いインク壜


太陽の花の脈拍
オーロラでできた氷には
小さなラバー・ダックが
閉じ込められている


鉛でできている
鸚鵡の舌
手押しポンプの横に
向日葵が咲く


猫が尻尾を水平にして横切る
潜水艦の操縦室
レモンリーフは水上げ良好


湿度ある空気が包む
振り返らざるを得ぬ匂いは
ガーデニアの誇り


汽水域に乳色が満ちている
たなばたつめ
の涙


トイカメラで写した景色
として見よう
汲み上げた藻を掻く
みつめる階段


湖を
Pendulumにかけ
游ぐ影
甘い匂いのする
猫を舐めた

doz.*


頼りなく
方向を見失う
蜜蜂
芍薬の花が咲いたあと


女の人が桜貝を拾うのは
自らの足の爪に似ているからだろう
海に放つ糸


全く変な鳥の鳴き声
ダウジングの効果音みたいな
隠れた物に触れる滴り


CT検査の結果を待つ間
リスボンという喫茶店に座る
煮詰めた珈琲の憂き目
そうかここはボルトガル
黄ばんだ壁がクスッと笑う
ジャパニーズポップスと客
少し明るくなった気がした雨


古い仏映画での
シャンパンは
いつもぬるいようだった
青いインク壜


太陽の花の脈拍
オーロラでできた氷には
小さなラバー・ダックが
閉じ込められていた


鉛でできている
緑羽の鸚鵡の舌
手押しポンプの横に
向日葵が咲く


猫が尻尾を水平にして横切る
畳みの部屋
レモンリーフは水上げ良し


湿度ある空気が包む
匂い
振り返らざるを得ぬ
ガーデニアの誇り


汽水に乳色の満ち
たなばたつめ
の涙の



トイカメラで撮ったように
汲み上げて
藻を掻く
みつめる階段


湖を
Pendulumにかけ
游ぐ影
くらし
綿菓子の猫を舐める

湖を
Pendulumにかけ
游ぐ影
くらし
綿菓子の猫を舐める

トイカメラで撮ったように
汲み上げて
藻を掻く
みつめる階段
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